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教育情報
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神奈川県公立高校入試状況(30年度入試)
2月14日に実施された神奈川県公立高校入試は、2月27日に合格発表がありました。
今年度入試がどのような状況だったか、数字で振り返ってみたいと思います。
以下に示す数字から、県内公立中学卒業予定者数の減少と推薦を含めた私立への志向により、公立高校の応募者が減少しています。
県内公立中学卒業予定者数は69,112名(昨年10月の進路希望調査時点)で、昨年より853名減少しています。
今年は昨年に続く減少で高校等進学希望者数は66,798名(昨年比457名減)と、卒業予定者数の減少よりは小幅な減少でした。高校等進学希望率は96.7%と、昨年よりも上がっています。
一方公立高校の募集定員は42,980名(昨年比 550名減)で、前述の卒業予定者数の減少数を下回り若干ではありますが、広き門になりました。
にもかかわらず志願者数は昨年比1,128名減の51,739名で、応募倍率も昨年を下回る結果でした。
(2017年度応募倍率1.21倍 ・ 2018年度応募倍率1.20倍)
実際の受験者数も962名の減で受験倍率は1.19倍と過去3年間で最も低い倍率となりました。
※ 受験倍率=(応募者-欠席・辞退者)/ 募集定員
県全体での受験倍率(平均)は1.19倍でしたが、2極化の傾向は昨年同様です。
特に単位制普通科、コース制、専門学科、総合学科で人気・不人気の2極化傾向が現れています。
全日制では応募者ベースで約3,000名、受検者ベースで約2,800名減少、
募集定員削減から合格者も約1,000名減少していて、倍率も下がっています。
工業系や商業系で大量の定員割れが発生していますが、普通科でも発生しています。
今年も難関校、上位校では応募者が増えている学校が目立ちますが、人気の動向は変わってきています。
応募倍率トップ10校(普通科)
応募倍率トップ10校(専門科 / コース)
専門系の科・コース別では、昨年までは理数や国際といった普通科系の専門学科や芸術・スポーツ系が中心でした。
今年は倍率トップ10に専門色(職業色)の強い科・コースが現れ倍率の高い人気校となっています。
要因の1つとしては、現在進行している高校再編で、普通科系専門学科や総合学科の普通科転換が進められたことが考えられます。
今年登場している職業系専門学科は1.5~1.6倍台の高倍率です。
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2018年3月20日 21:33