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教育情報

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28年度(2016年度)高校入試 学力検査結果

【 神奈川県公立高校入試結果・平均点(全日制)の推移 】
--- 25年度から共通選抜・各教科100点満点 / 24年度以前は後期選抜・50点満点 ---
教科 国語 数学 英語 理科 社会
28年度 64.7 51.7 43.0 46.5 52.0
27年度 64.4 52.6 51.8 37.4 50.2
26年度 60.8 51.7 59.6 38.6 49.5
25年度 67.8 65.5 54.8 51.1 68.4
24年度 35.5 33.5 34.4 32.1 31.3
23年度 34.5 32.7 38.3 32.7 35.8
22年度 37.0 31.2 38.8 34.2 36.8
21年度 39.2 32.2 36.7 30.9 33.5
20年度 34.8 31.1 33.5 35.4 32.3
(25年度より各教科50点満点から 100点満点へと変更されています。)

制度改革4年目の入試となった今春の入試(学力検査)の結果ですが、形式に変化があった社会を除き全体的な出題の傾向・大設問の数等に変更はありませんでしたが、昨年に続き難度の高い内容でした。

昨年・昨々年と対比した単純な点数の差異以上に、以前よりも一層“思考力・判断力・表現力”が求められる問題の内容となっています。

平均点の昨年との対比では、国語・社会が若干のupですが、英語が8.8点のマイナス。
平均点数が極端な結果で昨年・昨々年と問題視された“理科”は +9.1点と平易化に向かい5教科全体での点数のバラつきも解消されてきました。

5年目を迎えて新制度も定着し落ち着いてきた様子ですが、入試問題そのものは制度改革以前より難度は上がり、単純な詰め込み知識だけではなく本当の学力を問う内容へと更に移行して来ています。

平均点を押し下げた英語は、リスニングのボリュームが増しスピードが速まった事、穴埋めや選択問題が減り文脈をキチンと読み取り正確に解答に導く力が問われました。
英語に限らず入試制度改革以降、全体的に知識だけでは解きづらい問題の比率が高くなり、知識に基づいてものごとの状況や経過を論理的に考える力を問う内容、正確な情報処理能力、考える過程とそれを結論に結びつける「思考力・判断力」が問われています。

神奈川県の公立高校入試で良い結果を出す為には、普段からの学習でたくさんの演習を繰り返す事により知識量だけでなく(知識力がある事がベースですが)考える力を身に付けていく事、思考力・判断力そして表現力を早い段階から習慣として身に付けていく事が大切です。

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