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塾長ブログ.....思いつくまま そのままに。
プレミアムフライデー
いよいよ今日から「プレミアムフライデー」が始まったそうですが、その盛り上がり具合はどんな様子なのでしょうか。
プレミアムフライデーは、政府および経済団体連合会が中心となって推奨する「毎月末金曜日(フライデー)は普段よりもプレミアムな生活を送ろう」という個人消費を喚起するキャンペーンです。
午後3時に仕事を終え、夕方を買い物や旅行などに充て、ゆとりある生活を送ることを推奨し、給与支給日直後に該当しやすい月末金曜日に実施することを提唱しています。
過労死やブラック企業などの話題がニュースで取り上げられるように、働きすぎる日本人にとって、誰かが音頭をとって率先して始めない限り午後3時に仕事を終えて余暇を過ごすなんて事はなかなか出来るものではないでしょう。
しかし、よくよく考えてみると、3時に仕事を上がったサラリーマンに余暇の場を提供するために働く人達にとっては「プレミアムフライデー」の一つの目的“ゆとりある生活を送る”なんて筋違いかも知れません。
物販店や飲食店など逆に以前よりも仕事が忙しくなり働きすぎる結果、余暇が遠のいてしまうかも知れません。
個人消費を喚起すると言う目的に関しては、売り上げが増進し企業の収益が上がり、結果として税収が増え給与のレベルも上がる可能性はありますが、そこで働く人の余暇は果たしてどうでしょう。
さまざまな意見があるのも事実です。
「月末の忙しい時期にそんなに早くは帰れない。」と言うサラリーマン
「午後3時に会社が終わったら、すぐ飲みに行こうなんて人はいるはずもなく、家族がいる人なら帰ってしまいます。会社近くの飲食店は素通りしてしまう」と危機感を募らせる飲食店主
「早く家に帰ってもやる事がない。」
…などなどのニュース記事がありました。
いずれにせよ働きすぎる日本人は月末の金曜日だけの話でなく、また政府の推し進める「働き方改革」の主導だけではなく、労働時間を短縮しても成果を上げる効率よい仕事をして欧米諸国のような、余暇を大切にエンジョイライフを満喫する国民性になれるとイイなぁ なんて思います。
さてさて、「プレミアムフライデー」は定着するでしょうか。
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年2月24日 23:46
「かぐや」の運命
このデータをもたらした観測衛星は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が打ち上げた月軌道周回衛星「かぐや」です。
太陽風に晒された地球の酸素イオンは、太陽から遠ざかる方向に集中して流れ、地球を周回する月が満月の前後の集中域を通過した時に地球からの酸素イオンの増加する傾向が「かぐや」の観測データを分析して分かったそうです。
地球では24億年前頃から酸素の量が増えだしたと言われており、このころから月は地球からの酸素イオンを浴び続けていた可能性があるとして、大阪大の寺田健太郎教授は「月の土には太古の地球の大気の痕跡の一部が保存されている可能性がある。」と記事にありました。
これは大変な発見で、アメリカのアポロ計画で月から採取し地球に持ち帰った砂や石には地球由来の酸素イオンが含まれると解釈され、地球の起源についてのこれからの研究が待たれるところです。
さて私のもう一つの関心事ですが、月探査の周回軌道衛星「かぐや」は2007年にJAXAにより打ち上げられました。
月に帰る「かぐや姫」をイメージして命名され、月の上空100kmを周回し多くの観測データを地球に送って来ました。
そのデータを永きに渡り分析した結果前述のような貴重な結論(仮説)が立てられた訳ですが…。
科学的に高い価値のあるたくさんのデータを地球に送り続け活躍してくれた「かぐや」は、2009年にその役目を終え、月面に計画落下したそうです。
「かぐや姫」は、月に帰ったのです。
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年2月 3日 00:35
フェデラー vs ナダルに感動
選手生命が短いと言われるテニス選手、かつて世界ランキングの頂点を極め、長きに渡りその時代を築いてきた2人のライバルも共に三十代。
昨年は二人とも怪我や手術に苦しみ、シーズンの大半を不本意な思いで過ごしていた事と思います。
毎週のように世界各地で行われる様々な大会に、数試合欠場しただけで、ランキングはあっと言う間にトップテンから転げ落ちる世界。
最近は錦織選手らの活躍が話題に上るように世代交代も進んでいます。
世界四大大会(グランドスラム)でも常に優勝争いの中心だった二人も、最近は引退の噂も囁かれる状況だったのも事実です。
その永遠のライバルの二人が怪我や不調を克服し年明けから復帰して来たのです。
今年最初のグランドスラムの全豪オープンに照準を合わせ準備を重ねて元気な姿を見せていました。
直前に行われた前哨戦から好調な様子だったので、全豪は1回戦から期待して毎試合見ていました。
ランキング上位のジョコビッチやマレーがまさかの1週目での敗退。
ナダル・フェデラーとも昨年来の不振を払拭するベテランらしい素晴らしい試合を展開し、順調にトーナメントを勝ち進んでいます。
3回戦でフルセットの熱戦を展開し、錦織を破ったフェデラーが決勝まで勝ち上がって来ました。
一方ナダルも強豪を次々に破り準決勝では錦織のライバルのラオニッチを破って決勝に進出します。
何となんと…まさかのフェデラーvsナダルの決勝戦です。
テニスファンには堪らない、最近では見ることの出来なかった元ランキング1位同士の対決です。
それも共に病み上がりどうしが、全豪オープンの決勝という大舞台で、久々の優勝争いなんて信じられないカードです。
かつて頂点を極め、今は円熟味を増した2人が、ともにケガから復帰を果たし、お互いの持ち味と持てる技の全てを発揮した素晴らしい試合でした。
最近では大きな身体でパワーで押す選手が多いなか、テニス本来のゲームの駆け引きや面白味を堪能させてくれるもので、2万人の観客もテレビで見る者も大いに魅了する最高の決勝戦でした。
過去35回の公式戦の対戦で唯一全豪だけナダルに勝てなかったフェデラーが、宿敵との3時間38分にわたるフルセットの死闘を遂に征しました。
素晴らしい試合に満足し、そして感動しました。
試合直後のフェデラーの目に光るものが見えたのをテレビ画面は写し出していました。
表彰式も両者共にお互いをリスペクトし合う永遠のライバルに相応しい感動的なスピーチでした。
そのスピーチの中でフェデラーの
「2人ともに勝者にふさわしい試合だった、テニスには引き分けがないんだ。それは時には残酷なことだ」と言う言葉が印象的でした。
思うに…やはりひとつの時代を築いた人、何かを成し遂げて来た人は、その一挙手一投足が人々を惹き付ける大きな魅力なんですネ
感動をくれた素晴らしい二人のテニスプレーヤーに拍手です。
ありがとう。
我々の仕事も成績向上や志望校合格といった保護者・生徒にとっての満足を追及し続けなければならない仕事ですが、満足以上のもの…「感動」を与える授業を提供しなければならないと、改めて考えさせられた昨日の二人の試合でした。
今日はただのテニスファンのblogでした。
しつれいm(__)m
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年1月31日 19:13
小学生のお小遣い
昨年の資料ですが、小学生を持つ家庭のお小遣いの支出額をある調査機関が調べた結果です。
月々のお小遣いの平均額は、低学年(1・2年生)で507円
中学年(3・4年生)で648円、高学年(5・6年生)で898円
だったそうです。
ただ、毎月定期的にあげる家庭の割合は、低学年で15%、中学年で29%、高学年で41%にとどまり、お小遣いを「不定期であげる」家庭は、低・中学年で29%、高学年で24%という結果でした。
この金額を多いと見るか少ないと見るかですが…
一方で、お小遣い(お金で直接与える)ではなく「必要なものをその都度買い与えている」家庭は、低学年で57%、中学年で42%、高学年で35%でした。
子供たちには関心のあるお小遣いですが、各ご家庭での子育ての方針はいろいろな考えがあって当然と思います。
皆さんのご家庭ではどうでしょうか。
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年1月26日 21:57
センター試験
2019年を最後に現行のマークシート方式の“大学入試センター試験”は終了し、2020年から新しい試験方式の“大学入学希望者学力評価テスト”に改変される訳ですが、導入予定の記述式問題について現行の時期と同様の1月に実施する方針である事を文部科学省が方針を固めました。
文字数の多い記述解答に対する採点期間を確保するため、12月実施案も検討してきましたが、高校側から授業や学校行事への影響を懸念する声が上がっていた為1月実施案に落ち着いたようです。
一方で大学側の意見もあります。
文科省が示した「“大学入学希望者学力評価テスト”は1月に実施し各大学が採点する」との内容に対し日本私立大学団体連合会は、個別入試を2月初頭に実施する私大が多く「個別入試の準備・実施と並行して、新テストの採点を行うのは実質的に不可能」と主張。
また、複数大学を併願した場合、大学ごとに評価に違いが生じる「採点の統一性を損なうことなく大学入試センターが責任を持って行うことが必要だ」と連合会は主張しています。
試験内容を選択式の問題で知識を問う内容から、知識力をベースとして思考力・判断力そして表現力を問う内容へと変えていく前向きな改革を行うには、2020年実施に向けて運用の面でまだまだ議論・調整が必要なようです。
そんな中、1017年度入試では国公立大学でAO入試を取り入れる大学が過去最高の79校になると文部科学省が発表しました。
学力検査だけでは判断できない受験生個々の力を、書類選考(小論文)や面接で判定するアドミッション・オフィス(AO)は、私立大学では古くから実施しています。
2017年度入試では、AO入試を1学部以上で実施する国公立大学は計79校(全体の47%)となり、前年度から4校増え過去最多を更新。
学力検査を原則免除し、調査書などで選抜する推薦入試は1校増えて160校となりました。
いろいろな切り口から個人の潜在的な才能を発掘・開花させる為の、いろいろな入り口があってもよいと思います。
ここからは私の私見です。
大学(の勉強)とは、義務教育~高校までに学んだ一般教養をベースにし専門分野(自分の得意な、或いは好きな分野)に特化し、それを奥行き深く勉強(研究)し、即戦力として社会の第一線に出る為の機関であるべきだと私は思っています。
昔ながらの終身雇用では、仕事の場に入ってから教えられたり学んだり切磋琢磨しながら成長して戦力となり、一生同じ仕事を通してスペシャリストを目指す…が日本の伝統でした。
これは今の社会でもある分野においては重要な欠くことの出来ない手法ですが、今現在の日本の数多くの企業では、即戦力の人材が求められると言う現実があります。
今の大学が全てそのような場になっているかどうかは、私には分かりませんが、大学の教育内容の改革と同時にその入り口も変わっていかなければいけないと思います。
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年1月24日 22:40