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平成30年度神奈川県公立高校 募集定員発表
来春(平成30年度)の神奈川県公立高校募集定員が発表されました。
神奈川県全体の中3生卒業生人数(予測数)の減少に伴ない、募集定員も全体で555人の減となっています。
また神奈川県公立高校再編計画の2年目にあたり、内申: 学力検査比率の変更校・学校の統合や科の新設・コース統合等もありました。
詳細は、こちらの記事をご参照ください。
神奈川県公立高校再編計画はこちらをご参照ください。
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年11月 1日 17:00
ここで差をつけろ ! ... 神奈川県公立高校入試問題(その3)
制度改革以降 全体的に難易度が上がり、以前に比べ記述問題が増えたのが特徴ですが、記述問題に限らずその内容は従来の単純に知識を問う問題から、与えられた情報を分析して知識に基づいて考える過程と結論に結びつける“思考力・判断力”そしてそれを的確に答えとしてまとめる“表現力”が問われる内容へと大きく変わりました。
知識の詰め込み学習だけでなく、日頃から思考力・判断力・表現力を養う演習(訓練学習)が必要になったわけです。
そんな中で、配点が高く正答率が低かった問題で加点できれば、得点で優位に立てることは明白です。
特に上位校をめざす生徒は、ここに注目しましょう。
今春29年度の入試問題から、解かっていそうで得点できなかった(正答率の低かった)問題をふり返ってみましょう。
29年度入試「理科」大問8の(ウ)正答率 < 28.7% >
≪解説≫
表から、地点Aで初期微動が始まった(P波が到達した)のが14時30分11秒だから、緊急地震速報が発表されたのは、その4秒後の14時30分11秒。
また、地点Aと地点Bの震央からの距離の差は、75 – 45 = 30(km)
主要動が始まった時刻の差 23 – 13 = 10(秒)
主要動が伝わる速さは、30 ÷ 10 = 3(km/s)
よって地表付近のS波の伝わる速さを一定とする時、震央からKさんの家までの距離60kmをS波が伝わるのにかかる時間は、60 ÷ 3 = 20(秒)
つまり、Kさんの家で主要動が始まったのは地震発生時刻14時29分58秒の20秒後の14時30分18秒となる。
整理すると
緊急地震速報の発表 14時30分11秒
(14時30分13秒-14時29分58秒)× 60 / 45 = 20(秒)
14時29分58秒 + 20秒 = 14時30分18秒 より
18 - 11 = 7(秒)
問8 の正解は 7秒後
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年10月 6日 20:27
カッシーニの偉業
姿勢制御が不能になる最後のその時まで、大気成分などの観測データを送り続けました。
午後7時半頃に大気層に突入、時速12万km以上の速度で落下し、約14億キロ離れた地球に電波が届くまで83分かかることから午後8時55分頃に電波が途絶えた。
1997年に打ち上げられたカッシーニは、2004年に土星の軌道に到達。
当初の予定では2008年に任務を終える予定でしたが、その丈夫な身体をもってして2度に渡り任務を延長し貴重なデータを地球に送り続けました。
20年の探査期間で土星を294周し45万枚にも及ぶ写真を撮影しました。
謎が多い「土星の輪」の成り立ちや衛星「タイタン」と「エンセラダス」に生命が存在する可能性を突き止める等 多くの功績を上げたのです。
任務が終えるその時まで大きな故障知らずで、放射線に長年耐えたその技術も確かなものでした。
2009年には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が打ち上げた月軌道周回衛星「かぐや」が科学的に高い価値のあるたくさんのデータを地球に送り続けた末に、任務を全うし月面に計画落下しました。
blog「かぐや」の運命をご参照ください
一時有名になった小惑星探査船「はやぶさ」やこうした数々の宇宙探査船が貴重なデータを収集し、地球の起源や宇宙の不思議を解き明かし活躍しています。
私たちは新聞の記事などで知るのですが、地球を出発した無人宇宙船が、今もどこかの星に向かって長い旅を続けている頃です。
38度線の向うの金○恩さんも、ロケットを飛ばせる高い技術力を、全世界そして人類の幸福のために使ったらいかがでしょうか。
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年9月22日 23:11
今世紀末には台風の大きさが2割大きくなる... !?
以前スーパーコンピューター「京(けい)」のことを書きました。
参照・以前のブログ「京」
その「京」がはじき出した計算です。
地球の温暖化が今の推移で進むと、今世紀末には現在よりも2割大きくなる可能性があるという事です。
海洋研究開発機構や東京大学の研究室がスーパーコンピューター「京」を使って試算した結果が先週アメリカの専門誌に掲載されました。
その内容は、温暖化で海面の平均水温が今より1.3度上昇すると予想される今世紀末、気温の上昇により海面の上空に積乱雲状の雲が発達できる高度の限度が高くなる。
これにより台風を構成する雲が巨大化、雲が出来る時に生じる熱で空気が膨張する体積も増えるため気圧が下がり、強い風が吹く範囲が広がるという事だそうです。
945ヘクトパスカル以下の強い台風では風速12m以上の強い風が吹く範囲は23%増えると言う計算結果が出ています。
そんな先の話しでなくとも、先週カリブ海からアメリカ南岸を襲った規模の大きなハリケーンは各地に多大な被害をもたらし、今週は進路を東に変えた台風18号が940ヘクトパスカル台の勢力を保ちながら日本を縦断しようとしています。
地球の温暖化が気候変動をもたらし、目に見えて実害が出ています。
公害がひどい北京市の実情、パリ協定から離脱したアメリカ…自国の利益の為だけの発想ではなく、世界が協力し温室効果ガスの排出を少しでも防ぎ、美しい地球を後世に引き継ぐためにも… 習さんもトランプさんも宜しくおねがいしますネ。
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年9月16日 01:17
志望校を選択するにあたって(その3)
大学の合格者数が減っている...。
定員8,000人以上の大規模私立大学では、合格者数が減っています。
それは何故か …. 政府の地方創生政策の一環として、大都市圏の大規模私立大学への学生の集中を抑制する為、2016年度から定員8,000人以上の大学に対して私立大学経常費補助金を不交付にするという措置が取られ始めたためです。
2017年には定員の1.2倍以上入学させると全額不交付という措置が取られました。
年度毎に段階的に厳しい内容となり、2018年には1.1倍以上で不交付。
2019年には定員超過分の補助金減額という措置が取られます。
2017年度入試では、首都圏の大規模私立大学の合格者は昨年に対して10%ほどの合格者数減少となっています。
一般入試総志願者数の増加という状況はあるとしても合格倍率は上がり、以前に比べ厳しい入試となったと言えます。
しかしその内容(内訳)を見てみると、一般入試の合格者数は大きな減となっていますが、センター方式での合格者数は微減、一方で推薦やAO入試に関しては逆に増となっている大学もあります。
また昨日の(その2)でも書いたように学力検査のみによる入学試験だけでなく、国公立を含めた各大学で推薦入試やAO入試といった多様な形態の切り口から個人の潜在的な才能を発掘・開花させる為の色々な入り口を採用する学校が増えています。
センター入試も2020年から改変されます。
高校の教育内容とリンクした新しい形の入学者選考も文科省や知識人が議論している最中です。
以前にも書いたように小中高・大学も含めて学校教育は社会に出てひとり立ちする為の準備機関です。
我々学習塾も将来の立派な社会人をつくる一助となれる存在であるために努力していきます。
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年9月15日 18:50