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格差が広がる高校生(2)
前回は高校の事ばかり書いてきましたが、これは高校だけの問題ではないのです。
小中学校までは義務教育です。
各学年順を追って自動的に進級します、留年はありません。
学習指導要領の改定ごとに教科書も厚くなり、学習すべきことが増えています。
学校の先生は授業計画に沿って授業を進めます、先生は正しいことを言っているので、生徒たちは「分かった解った」と思っているうちにどんどん進んで行ってしまいます。
特に定期テスト直前はかなり駆け足の授業となる学校もあります。
1回教わっただけで本当に理解している子は何人いるでしょう。
どこかで躓いてその単元が解らないまま進級してしまうと、次の学習内容がもっと分からないと言う事例はよくあります。
例えば中学1年生の内容の「正負の数」が理解できていないまま中学3年生になってしまった子、be動詞一般動詞の区分活用が解らず3年生になってしまった子。
学校での中学3年生の授業は3年生で学ぶべき内容です、前学年の躓き部分をそのままに3年生になってしまった子に3年生の授業は分かる筈もなく、つまらない授業時間を延々と過ごし「早く授業終わらないかなぁ」となるのです。
勉強=苦痛 となってしまいます。
学習意欲が低下し、勉強が嫌いになってしまった生徒は、受験勉強も程々にとりあえず「選り好みしないでも入れる高校」へと集まっていくのです。
そのツケを作ってしまった小中学校ですが、その先生たちも大変です。
40人弱の生徒を相手に指導し一人ひとりの生徒その全員の理解を達成させる事は難しいでしょう。
塾に通えば良いという問題でもありません、そこには経済的な負担も生じます。
また高校受験生でも中3の後期から駆け込みで塾に通う子もいますが、基礎から指導する事もままならず、テクニック面の対策だけで志望校に押し込んでも、本当の実力は伴っていません。
すぐには出来ない事かも知れませんが、少人数クラスの編成、多くの教員数の確保、教員の指導レベルの向上等々、いま取り組まないと将来の日本は危ないです。
年々広がりを見せる高校の格差のことを書きましたが、低偏差値高校そのものの改革以前に義務教育部分の改革 “分からない分野を最低限理解できるまで丁寧に教える” 、そして学ぶことの意味や将来の社会的貢献を解ってもらう教育ができる学校現場となる事を願ってやみません。
格差が広がる高校生(1)
小中学校までは義務教育です。
各学年順を追って自動的に進級します、留年はありません。
学習指導要領の改定ごとに教科書も厚くなり、学習すべきことが増えています。
学校の先生は授業計画に沿って授業を進めます、先生は正しいことを言っているので、生徒たちは「分かった解った」と思っているうちにどんどん進んで行ってしまいます。
特に定期テスト直前はかなり駆け足の授業となる学校もあります。
1回教わっただけで本当に理解している子は何人いるでしょう。
どこかで躓いてその単元が解らないまま進級してしまうと、次の学習内容がもっと分からないと言う事例はよくあります。
例えば中学1年生の内容の「正負の数」が理解できていないまま中学3年生になってしまった子、be動詞一般動詞の区分活用が解らず3年生になってしまった子。
学校での中学3年生の授業は3年生で学ぶべき内容です、前学年の躓き部分をそのままに3年生になってしまった子に3年生の授業は分かる筈もなく、つまらない授業時間を延々と過ごし「早く授業終わらないかなぁ」となるのです。
勉強=苦痛 となってしまいます。
学習意欲が低下し、勉強が嫌いになってしまった生徒は、受験勉強も程々にとりあえず「選り好みしないでも入れる高校」へと集まっていくのです。
そのツケを作ってしまった小中学校ですが、その先生たちも大変です。
40人弱の生徒を相手に指導し一人ひとりの生徒その全員の理解を達成させる事は難しいでしょう。
塾に通えば良いという問題でもありません、そこには経済的な負担も生じます。
また高校受験生でも中3の後期から駆け込みで塾に通う子もいますが、基礎から指導する事もままならず、テクニック面の対策だけで志望校に押し込んでも、本当の実力は伴っていません。
すぐには出来ない事かも知れませんが、少人数クラスの編成、多くの教員数の確保、教員の指導レベルの向上等々、いま取り組まないと将来の日本は危ないです。
年々広がりを見せる高校の格差のことを書きましたが、低偏差値高校そのものの改革以前に義務教育部分の改革 “分からない分野を最低限理解できるまで丁寧に教える” 、そして学ぶことの意味や将来の社会的貢献を解ってもらう教育ができる学校現場となる事を願ってやみません。
格差が広がる高校生(1)
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2024年7月24日 20:23