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塾長ブログ.....思いつくまま そのままに。
ここで差をつけろ ! ... 神奈川県公立高校入試問題(その3)
今春(H29年度)神奈川県公立高校の入試は、25年度の入試制度改革から5年目を迎えました。
制度改革以降 全体的に難易度が上がり、以前に比べ記述問題が増えたのが特徴ですが、記述問題に限らずその内容は従来の単純に知識を問う問題から、与えられた情報を分析して知識に基づいて考える過程と結論に結びつける“思考力・判断力”そしてそれを的確に答えとしてまとめる“表現力”が問われる内容へと大きく変わりました。
知識の詰め込み学習だけでなく、日頃から思考力・判断力・表現力を養う演習(訓練学習)が必要になったわけです。
そんな中で、配点が高く正答率が低かった問題で加点できれば、得点で優位に立てることは明白です。
特に上位校をめざす生徒は、ここに注目しましょう。
今春29年度の入試問題から、解かっていそうで得点できなかった(正答率の低かった)問題をふり返ってみましょう。
29年度入試「理科」大問8の(ウ)正答率 < 28.7% >
≪解説≫
表から、地点Aで初期微動が始まった(P波が到達した)のが14時30分11秒だから、緊急地震速報が発表されたのは、その4秒後の14時30分11秒。
また、地点Aと地点Bの震央からの距離の差は、75 – 45 = 30(km)
主要動が始まった時刻の差 23 – 13 = 10(秒)
主要動が伝わる速さは、30 ÷ 10 = 3(km/s)
よって地表付近のS波の伝わる速さを一定とする時、震央からKさんの家までの距離60kmをS波が伝わるのにかかる時間は、60 ÷ 3 = 20(秒)
つまり、Kさんの家で主要動が始まったのは地震発生時刻14時29分58秒の20秒後の14時30分18秒となる。
整理すると
緊急地震速報の発表 14時30分11秒
(14時30分13秒-14時29分58秒)× 60 / 45 = 20(秒)
14時29分58秒 + 20秒 = 14時30分18秒 より
18 - 11 = 7(秒)
問8 の正解は 7秒後
制度改革以降 全体的に難易度が上がり、以前に比べ記述問題が増えたのが特徴ですが、記述問題に限らずその内容は従来の単純に知識を問う問題から、与えられた情報を分析して知識に基づいて考える過程と結論に結びつける“思考力・判断力”そしてそれを的確に答えとしてまとめる“表現力”が問われる内容へと大きく変わりました。
知識の詰め込み学習だけでなく、日頃から思考力・判断力・表現力を養う演習(訓練学習)が必要になったわけです。
そんな中で、配点が高く正答率が低かった問題で加点できれば、得点で優位に立てることは明白です。
特に上位校をめざす生徒は、ここに注目しましょう。
今春29年度の入試問題から、解かっていそうで得点できなかった(正答率の低かった)問題をふり返ってみましょう。
29年度入試「理科」大問8の(ウ)正答率 < 28.7% >
≪解説≫
表から、地点Aで初期微動が始まった(P波が到達した)のが14時30分11秒だから、緊急地震速報が発表されたのは、その4秒後の14時30分11秒。
また、地点Aと地点Bの震央からの距離の差は、75 – 45 = 30(km)
主要動が始まった時刻の差 23 – 13 = 10(秒)
主要動が伝わる速さは、30 ÷ 10 = 3(km/s)
よって地表付近のS波の伝わる速さを一定とする時、震央からKさんの家までの距離60kmをS波が伝わるのにかかる時間は、60 ÷ 3 = 20(秒)
つまり、Kさんの家で主要動が始まったのは地震発生時刻14時29分58秒の20秒後の14時30分18秒となる。
整理すると
緊急地震速報の発表 14時30分11秒
(14時30分13秒-14時29分58秒)× 60 / 45 = 20(秒)
14時29分58秒 + 20秒 = 14時30分18秒 より
18 - 11 = 7(秒)
問8 の正解は 7秒後
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年10月 6日 20:27