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プレミアムフライデー
いよいよ今日から「プレミアムフライデー」が始まったそうですが、その盛り上がり具合はどんな様子なのでしょうか。
プレミアムフライデーは、政府および経済団体連合会が中心となって推奨する「毎月末金曜日(フライデー)は普段よりもプレミアムな生活を送ろう」という個人消費を喚起するキャンペーンです。
午後3時に仕事を終え、夕方を買い物や旅行などに充て、ゆとりある生活を送ることを推奨し、給与支給日直後に該当しやすい月末金曜日に実施することを提唱しています。
過労死やブラック企業などの話題がニュースで取り上げられるように、働きすぎる日本人にとって、誰かが音頭をとって率先して始めない限り午後3時に仕事を終えて余暇を過ごすなんて事はなかなか出来るものではないでしょう。
しかし、よくよく考えてみると、3時に仕事を上がったサラリーマンに余暇の場を提供するために働く人達にとっては「プレミアムフライデー」の一つの目的“ゆとりある生活を送る”なんて筋違いかも知れません。
物販店や飲食店など逆に以前よりも仕事が忙しくなり働きすぎる結果、余暇が遠のいてしまうかも知れません。
個人消費を喚起すると言う目的に関しては、売り上げが増進し企業の収益が上がり、結果として税収が増え給与のレベルも上がる可能性はありますが、そこで働く人の余暇は果たしてどうでしょう。
さまざまな意見があるのも事実です。
「月末の忙しい時期にそんなに早くは帰れない。」と言うサラリーマン
「午後3時に会社が終わったら、すぐ飲みに行こうなんて人はいるはずもなく、家族がいる人なら帰ってしまいます。会社近くの飲食店は素通りしてしまう」と危機感を募らせる飲食店主
「早く家に帰ってもやる事がない。」
…などなどのニュース記事がありました。
いずれにせよ働きすぎる日本人は月末の金曜日だけの話でなく、また政府の推し進める「働き方改革」の主導だけではなく、労働時間を短縮しても成果を上げる効率よい仕事をして欧米諸国のような、余暇を大切にエンジョイライフを満喫する国民性になれるとイイなぁ なんて思います。
さてさて、「プレミアムフライデー」は定着するでしょうか。
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年2月24日 23:46