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「かぐや」の運命
ある観測衛星のデータを解析した結果、“地球から流出した酸素イオンが月に達していた”と言う内容の論文が大阪大などの研究チームにより「ネイチャー・アストロミー」に発表されました。
このデータをもたらした観測衛星は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が打ち上げた月軌道周回衛星「かぐや」です。
太陽風に晒された地球の酸素イオンは、太陽から遠ざかる方向に集中して流れ、地球を周回する月が満月の前後の集中域を通過した時に地球からの酸素イオンの増加する傾向が「かぐや」の観測データを分析して分かったそうです。
地球では24億年前頃から酸素の量が増えだしたと言われており、このころから月は地球からの酸素イオンを浴び続けていた可能性があるとして、大阪大の寺田健太郎教授は「月の土には太古の地球の大気の痕跡の一部が保存されている可能性がある。」と記事にありました。
これは大変な発見で、アメリカのアポロ計画で月から採取し地球に持ち帰った砂や石には地球由来の酸素イオンが含まれると解釈され、地球の起源についてのこれからの研究が待たれるところです。
さて私のもう一つの関心事ですが、月探査の周回軌道衛星「かぐや」は2007年にJAXAにより打ち上げられました。
月に帰る「かぐや姫」をイメージして命名され、月の上空100kmを周回し多くの観測データを地球に送って来ました。
そのデータを永きに渡り分析した結果前述のような貴重な結論(仮説)が立てられた訳ですが…。
科学的に高い価値のあるたくさんのデータを地球に送り続け活躍してくれた「かぐや」は、2009年にその役目を終え、月面に計画落下したそうです。
「かぐや姫」は、月に帰ったのです。
このデータをもたらした観測衛星は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が打ち上げた月軌道周回衛星「かぐや」です。
太陽風に晒された地球の酸素イオンは、太陽から遠ざかる方向に集中して流れ、地球を周回する月が満月の前後の集中域を通過した時に地球からの酸素イオンの増加する傾向が「かぐや」の観測データを分析して分かったそうです。
地球では24億年前頃から酸素の量が増えだしたと言われており、このころから月は地球からの酸素イオンを浴び続けていた可能性があるとして、大阪大の寺田健太郎教授は「月の土には太古の地球の大気の痕跡の一部が保存されている可能性がある。」と記事にありました。
これは大変な発見で、アメリカのアポロ計画で月から採取し地球に持ち帰った砂や石には地球由来の酸素イオンが含まれると解釈され、地球の起源についてのこれからの研究が待たれるところです。
さて私のもう一つの関心事ですが、月探査の周回軌道衛星「かぐや」は2007年にJAXAにより打ち上げられました。
月に帰る「かぐや姫」をイメージして命名され、月の上空100kmを周回し多くの観測データを地球に送って来ました。
そのデータを永きに渡り分析した結果前述のような貴重な結論(仮説)が立てられた訳ですが…。
科学的に高い価値のあるたくさんのデータを地球に送り続け活躍してくれた「かぐや」は、2009年にその役目を終え、月面に計画落下したそうです。
「かぐや姫」は、月に帰ったのです。
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2017年2月 3日 00:35