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塾長ブログ.....思いつくまま そのままに。
「花火」
暑い暑いと思ったら、今日の気温は37度まで上がったそうです
日本の暑い夏の風物詩と言えば やっぱり花火でしょうか。
今年は東京湾花火大会は中止だそうですが、首都圏だけでも あちこち色々な場所で花火大会が催されます。
夏を彩る風物詩「花火」......打ち上げ花火について少しウンチクを書いてみたいと思います。
もう最近ではあまり聞かれなくなった、花火が空に舞ったときに叫ぶ「たまや~、かぎや~」の掛け声。
この「たまや」と「かぎや」は、江戸時代に活躍した二大花火師 「玉屋」 「鍵屋」のことで、それぞれの花火師が打ち上げる花火を賞賛する掛け声を掛け合ったところから始まったと言う事です。
今の「隅田川花火大会」 その原型の江戸時代の 「両国川開き大会」 が開かれた享保18年に花火師を勤めたのが6代目 “ 鍵屋弥兵衛 ” でした、その花火のすばらしさから江戸中に「鍵屋」の名が知れ渡ります。
当時は花火見物がメインの “花火大会” ではなく “川開き大会” の一部の余興としての花火でした、しかしその余興で何発も打ち上げられた鍵屋弥兵衛の花火がとても素晴らしいものだったのでしょう。
その後、「鍵屋」の番頭だった7代目静七がのれん分けして “玉屋市兵衛” を名乗ります。
それ以降 「両国川開き大会」 では、上流側を「玉屋」、下流側を「鍵屋」が担当して二大花火師の競演が実現します。
二人の花火師が工夫を凝らし素晴らしい花火を打ち上げ競演する様を見た江戸の人々が、「たまや~」「かぎや~」という掛け声を掛け合ったのが由来と言われています。
のれん分けした玉屋の人気は、その技術力からも鍵屋をしのぐ勢いだったようですが、天保14年に玉屋は大火事を起こしてしまったことが原因で、江戸から追放されてしまいます。
よって玉屋は一代限りで伝統が途絶えてしまいました。
一方 鍵屋は現在も続いている伝統の老舗となり、2000年には女性当主が15代目鍵屋を襲名して活躍されています。
打ち上げ花火は、大きく3つに分類されます。
「割物(わりもの)」「ポカ物」「型物」の3つで、「割物」と「ポカ物」の大きな違いは“玉殻の割れ方”です。
上空で爆発する時に内包されている薬によって玉殻が粉砕され中身の星を円形に飛ばすのが「割物」、玉殻が合わせ目で2つに割れて星が均一に飛散しないものが「ポカ物」です。
また、「割物」の中でも1つ1つの星が尾を引くものを「菊物」、尾を引かないものを「牡丹物」と呼びます。
どちらも世界中から高い評価を受けている日本独特の花火です。
「型物」は文字通り動物や昆虫、アニメキャラクターなどが浮かび上がる花火で「割物」が変形したものです。
他にも「音物」や「袋物・吊者」などの分類があります。
打ち上げ花火の大きさは、「寸 ・ 尺」で表されます。
1尺=10寸で1尺は約3cm
現在は「号」という単位も使用され、例えば3寸=3号、4寸=4号、10寸(1尺)=10号、20寸(2尺)=20号のように使用されています。
打ち上げ花火の中では比較的小さな3号玉でも、その打ち上げる高さは120m前後に及び、10号玉になると東京タワー(333m)クラスの到達高度で、30号玉(3尺玉)に至っては東京スカイツリー(634m)に匹敵する高さまで到達します。
花火大会では、かなりの数の花火が打ち上げられますが、大体の相場で1発が凡そ3号玉で3千円~5千円、5号玉が1万円、10号玉が6万円、20号玉が60万円ほどするそうです。
何万発もの花火が打ち上げられる花火大会では、何千万円~億単位のお金が夜空に綺麗に散っていることになります。
それほどのお金をかけても、夏の風物詩として人々に感動と喜びを与えるために各地で大きな花火大会が今年も開催されています。
日本の夏って素晴らしいですね。
日本の暑い夏の風物詩と言えば やっぱり花火でしょうか。
今年は東京湾花火大会は中止だそうですが、首都圏だけでも あちこち色々な場所で花火大会が催されます。
夏を彩る風物詩「花火」......打ち上げ花火について少しウンチクを書いてみたいと思います。
もう最近ではあまり聞かれなくなった、花火が空に舞ったときに叫ぶ「たまや~、かぎや~」の掛け声。
この「たまや」と「かぎや」は、江戸時代に活躍した二大花火師 「玉屋」 「鍵屋」のことで、それぞれの花火師が打ち上げる花火を賞賛する掛け声を掛け合ったところから始まったと言う事です。
今の「隅田川花火大会」 その原型の江戸時代の 「両国川開き大会」 が開かれた享保18年に花火師を勤めたのが6代目 “ 鍵屋弥兵衛 ” でした、その花火のすばらしさから江戸中に「鍵屋」の名が知れ渡ります。
当時は花火見物がメインの “花火大会” ではなく “川開き大会” の一部の余興としての花火でした、しかしその余興で何発も打ち上げられた鍵屋弥兵衛の花火がとても素晴らしいものだったのでしょう。
その後、「鍵屋」の番頭だった7代目静七がのれん分けして “玉屋市兵衛” を名乗ります。
それ以降 「両国川開き大会」 では、上流側を「玉屋」、下流側を「鍵屋」が担当して二大花火師の競演が実現します。
二人の花火師が工夫を凝らし素晴らしい花火を打ち上げ競演する様を見た江戸の人々が、「たまや~」「かぎや~」という掛け声を掛け合ったのが由来と言われています。
のれん分けした玉屋の人気は、その技術力からも鍵屋をしのぐ勢いだったようですが、天保14年に玉屋は大火事を起こしてしまったことが原因で、江戸から追放されてしまいます。
よって玉屋は一代限りで伝統が途絶えてしまいました。
一方 鍵屋は現在も続いている伝統の老舗となり、2000年には女性当主が15代目鍵屋を襲名して活躍されています。
打ち上げ花火は、大きく3つに分類されます。
「割物(わりもの)」「ポカ物」「型物」の3つで、「割物」と「ポカ物」の大きな違いは“玉殻の割れ方”です。
上空で爆発する時に内包されている薬によって玉殻が粉砕され中身の星を円形に飛ばすのが「割物」、玉殻が合わせ目で2つに割れて星が均一に飛散しないものが「ポカ物」です。
また、「割物」の中でも1つ1つの星が尾を引くものを「菊物」、尾を引かないものを「牡丹物」と呼びます。
どちらも世界中から高い評価を受けている日本独特の花火です。
「型物」は文字通り動物や昆虫、アニメキャラクターなどが浮かび上がる花火で「割物」が変形したものです。
他にも「音物」や「袋物・吊者」などの分類があります。
打ち上げ花火の大きさは、「寸 ・ 尺」で表されます。
1尺=10寸で1尺は約3cm
現在は「号」という単位も使用され、例えば3寸=3号、4寸=4号、10寸(1尺)=10号、20寸(2尺)=20号のように使用されています。
打ち上げ花火の中では比較的小さな3号玉でも、その打ち上げる高さは120m前後に及び、10号玉になると東京タワー(333m)クラスの到達高度で、30号玉(3尺玉)に至っては東京スカイツリー(634m)に匹敵する高さまで到達します。
花火大会では、かなりの数の花火が打ち上げられますが、大体の相場で1発が凡そ3号玉で3千円~5千円、5号玉が1万円、10号玉が6万円、20号玉が60万円ほどするそうです。
何万発もの花火が打ち上げられる花火大会では、何千万円~億単位のお金が夜空に綺麗に散っていることになります。
それほどのお金をかけても、夏の風物詩として人々に感動と喜びを与えるために各地で大きな花火大会が今年も開催されています。
日本の夏って素晴らしいですね。
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2016年8月 9日 20:38