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蕎麦打ち名人・・・スキルビルド
先日 秋が深まる信州安曇野までおいしいお蕎麦を食べに行ってきました。
学生時代の友人の「旨いそばを食わせるから、穂高までおいで。」と言う誘いにのって信州安曇野まで遥々行って来ました。
彼は二十数年前 修行後に穂高で“石松庵”という蕎麦屋を始め、以来 信州安曇野 穂高の山懐で蕎麦打ちに精を出し、“旨い蕎麦屋”と言う評判で地元民から観光客まで幅広いお客さんに支持されながらいつの間にやら月日は二十数年だそうです。
それを聞いたのが今年に入ってから….学生の頃はよく遊んだ仲間ですが、地元に帰って蕎麦打ち名人になっているとは初耳で、大学卒業以来の再会と“ 旨いそば ” を楽しみに紅葉の始まった信州まで久々の遠出でした。
友人自らが明け方から丹精込めて仕込んでくれた美味しい蕎麦を、お腹いっぱいいただきました。
食べても食べても飽きない本当に旨い蕎麦でした。
彼曰く「今も毎日が修行だけど、この歳になってやっと自由自在に思うような蕎麦が打てるようになった」と言います。
毎日の微妙な気温の差だったり、蕎麦の実の産地の違いだったり、つゆの加減なども含めその時の色々な状況・条件に応じて日々打ち方を変えるそうです。
二十数年間 毎日毎日反復訓練する事によってその微妙な加減が解かり、今では自在に打てるようになったと彼は言うのです。
まさにスキルを極めノウハウを確立した“そば打ち名人”と言うところでしょうか。
蕎麦に対するウンチクも煩いヤツですが、良くぞここまでさすが「我が良き友よ」です。
帰りには、松本城も見学し(外から…)お腹も心もいっぱいになって帰ってきました。
私の友人は、何年にも渡って蕎麦を打ち続けることでスキル(技能)を向上し、言うなれば蕎麦職人としての腕前を上げてきた訳です。
話しは変わりますが (我がblog はいきなり変わるのが常ですみません…。)
学習する事、そして学力を上げると言う事とは、つまり一種のスキルビルディングです。
学校の授業を一度聞いただけで分かったつもりになっていても、それは分かった気になっただけで本当の理解まで辿り着いていない事が多いのです。
学校の授業は、教科書一冊分の履修すべき単元を1年間で終わらせなければならないと言う、いわば制約がある為どんどん進んでしまいます。
才能だけで学力は上がるものではありません。
一度の解説で全てを理解出来る子は稀です、類似問題を何度も演習しやっと理解へと到達するのです。
学校の授業時間では圧倒的に復習が不足しているという事です。
(学校の先生も三十数人をまとめて指導しなければならない事、時間的な制約がある事で大変な仕事ではありますが。)
野球でピッチャーが、ひとつの変化球の投げ方を覚えるのに何度も何度も投げ、何度も失投を繰り返した末に満足のいく変化球の投げ方を覚えるのと一緒です。
予習で先取り学習をすることも大切ですが、基本 『 学生は復習 命 ! 』です。
過去ログ『テストでいい点をとるって?....「知識は、入れたり出したり」のお話し。』
もご参照下さい。
・・・という事で、今日も書っ放しのblogにお付き合いいただきありがとうございました。
美味しいお蕎麦の 『 石松庵 』(せきしょうあん)は、長野県安曇野市 TEL : 0263-83-5858 …友人のお店の宣伝
(早稲田育英ゼミナール 読売ランド教室) 2015年11月18日 23:12